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【語誌ップ拾遺帳】死に神
7月12日15時46分配信 産経新聞

 拝啓 鳩山邦夫法務大臣

 あなたは法相として13人の死刑囚に刑を執行されました。このことについて朝日新聞は「またの名を死に神という」と書き、あなたを「死に神」呼ばわりしました。朝日の無知蒙昧(もうまい)にあきれるとともに、大臣が心を痛められたことに深く同情申し上げます。

 そもそも法務大臣が死刑を執行するのは法の定めであり、鳩山大臣ご自身も恐らくは、強い自責と葛藤(かっとう)の中で忠実に職務を遂行されたことと思います。あの宮崎勤死刑囚の刑執行も「死刑確定から2年余、異例の早さ」などと伝えられていますが、これとて遅かったくらいで、刑事訴訟法では確定から6カ月以内に執行するよう定められています。歴代法相の中には宗教上の理由から死刑を執行しなかった者がおりますが、これらの者こそ法律違反者であり、それを責めるのが新聞の正しい姿勢であると信じています。

 法を順守する大臣を中傷した朝日新聞はそれとも、「法務大臣は法を守るな」とでも言いたいのでしょうか。自己の主張の矛盾に気づかないようでは、朝日の記事はもはや、すべてがうそということになってしまいます。

 話は飛躍しますが、人類で最初に生まれ、同時に最初に死んだ人の名を「ヤマ」といいます。インドの神話によれば、ヤマは死者の国(天界)への道を最初に見つけたことによって天界の王となります。が、時代が下るとヤマは、かわいそうなことに「死に神」とみられるようになりますが、一方ではヤマは、死者の生前の行為を審判する思想とも結びついていきます。

 このインドの神、ヤマが中国を経由し日本に伝わってきたのが、誰あろう、閻魔(えんま)大王なのです。閻魔はヤマの音写語です。ご存じの通り閻魔さまは、死者の生前の行為を正しく審判し、善行を積んだ者は天国へ、悪事を重ねた者は地獄へと、行き先を分ける“執行責任者”となったのです。もちろんうそをついた人間の舌を抜くという大事な役目も負っていることと思います。

 この閻魔さまの由来を朝日新聞が知っていたかどうかはともかく、刑執行の責任者である法務大臣を「死に神」と呼ぶのは、ちょうど閻魔さまを「死に神」呼ばわりするのと同じで、善良な日本国民なら実に罰当たりなことと思うはずです。そこで鳩山大臣に提案します。「死に神」呼ばわりされたのを逆手にとっていっそ開き直り、閻魔さまよろしく、国民にうそを垂れ流す朝日新聞の舌を抜いてやったらいかがでしょう。ただし、朝日の舌が何枚あるのかは承知していませんが。(東京校閲部長 清湖口敏)


当初、この引用記事を拝見して、何処かの右めいた暇な野郎がネタで書いた物と錯誤してしまいました。下らないと一時は放置していました。処が或る切っ掛けでネタではなくマジ物と分かり、これが準全国紙のする事かと愕然としたものです。明白な朝日新聞批判ですが、内容がネタとしか捉えられない底の浅さもその理由です。

口さがないお子ちゃま思考一辺倒の一時の憂さ晴らしの為の罵倒をしたいが為にネットを利用する右めいた輩には概ね好評です。輩に分かり易い悪口が十分理解出来る故からです。と云うよりも、内容が嗚呼云った輩の主張そのものを其の儘書き連ねているだけです。譬えもやや貧弱です。しかも無理矢理こじつけている嫌いが有ります。

先程の底が浅いと主張した理由は何となく理解出来ましょう。そう、或る種の悪意の範囲以内故からなのです。ネット上の口さがない云々の右めいた輩の主張を其の儘取り入れてしまった事の浅はかさも拍車を掛けています。どうせやるのなら、オリジナルの強烈な文句を取り入れるべきでした。それが無いから、当初はネタと勘違いされるのです。

それでも洒落たつもりなのでしょう。でも全然洒落ていません。一切の諷刺が感じられないのです。粋と云うか、洒脱な物が無いのです。所詮はネット上で展開されている主義主張は依然として底が浅過ぎると云う証です。それはそうです。自らが考え抜いた物ではなくパクリからなる張りぼてに過ぎないからなのです。

産経新聞には辛辣ではありますが、とは云っても朝日新聞の味方等一切しません。朝日はネタ系新聞と思っているからです。嘘偽りは勿論主義主張が可笑しいのもネタの内です。ネタ系にマジ物をぶつける事は、阿呆に正論をぶつけると云う莫迦らしい堂々巡りに繋がります。行き着く処、自分もネタ系に堕ちてしまったと云う笑えない事になりかねません。まあ、下らないけどおもろいからいいでしょう。でも、程々にしておく方が無難でしょう。


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