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「ニセ鬱病」で5500万詐取…“共犯者”が明かした巧妙手口
2月8日18時22分配信 産経新聞

 国民の約15人に1人が生涯に経験するとされる「鬱病(うつびょう)」。自殺など悲劇に結び付かないよう全国での取り組みが本格化する中、鬱病になったと偽り健康保険の手当金をだまし取っていた男らが、秋田県警などに詐欺容疑で逮捕された。病気を装うためのマニュアル、大量のニセ社員…。男らの“共犯者”が産経新聞の取材に応じ、短期間で荒稼ぎした組織犯罪の一端を明らかにした。医師を手玉に取り、制度を悪用した前代未聞の手口とは-。

■「社員が次々と鬱病になる会社」

 「札幌市にあるアクアという小さな会社の社員が、次々と鬱病になって傷病手当金を受給している。経営実態も怪しいようだ」

 昨年、北海道や東北地方の社会保険事務局の担当者の間で、こうしたうわさがささやかれていた。

 そうした中の昨年6月、秋田社会保険事務局の担当者が“異変”に気付いた。「アクア」秋田支店長の男が「鬱病になった」として手当金の支給を同事務局に申請し、事務局は「支給決定通知書」を男の自宅に送付した。ところが、「転居先不明」として書類が返送されてきたのだ。

 〈重要書類なのに戻ってくるなんておかしいな。アクアの人間か…〉

 うわさを耳にしていた担当者は不審に思い、秋田支店が入居するアパートの一室に出向いてみた。すると案の定、人の出入りは一切なく、営業している気配もなかった。

 〈うわさは本当だった。鬱病だとウソをついて手当金をもらおうとしているに違いない〉

■3年弱で5500万を詐取か

 秋田支店長の「転居」の理由は不明だが、書類返送の“ヘマ”が端緒となり、事務局から被害相談を受けた秋田県警が内偵に着手。今年1月下旬に立件にこぎつけ、組織的な犯罪が明るみに出た。

 詐欺容疑で逮捕されたのは、札幌市豊平区の雑貨販売業「アクア」代表社員、佐野剛(41)、同市東区の無職、七尾龍也(28)ら3容疑者。

 直接の逮捕容疑は、こうだ。

 3人は共謀し、昨年3月中旬、秋田社会保険事務局に会社の実体があるように装って虚偽の届け出をし、アクア秋田支店として健康保険の適用を受けた。支店長の七尾容疑者は5月に鬱病で働けなくなったと申請、同事務局から1カ月分の傷病手当金約66万円をだまし取った疑い。

 秋田県警は内偵段階で札幌のアクア本店も実体がないと断定し、ほかに被害のあった北海道、青森、宮城、福島の各警察と共同捜査班を設けて捜査した。

 これまでの調べで、アクア社は平成18年2月から昨年12月までの間、7都道県の社会保険事務局から計約5500万円をだまし取った疑いが浮上している。

■“欝病マニュアル”で医者を手玉に

 佐野容疑者らが詐取した傷病手当金は、欝病を含め病気やケガで休職を余儀なくされた中小企業サラリーマンの救済制度である。社員が払う健康保険料が原資となっている。

 社会保険庁の地方組織である社会保険事務局(組織改正のため昨年10月から全国健康保険協会に部門移管)が窓口。申請には休職前の勤務状況を証明するタイムカードや実際の月給を示す賃金台帳の写し、医師の傷病証明などが必要だ。

 申請できる月給の上限は121万円で、基本支給額は日給の3分の2。10日前後の審査を経て、休職者の口座に入金される。

 申請書類の中で最も重要なのが医師の傷病証明だが、佐野容疑者はいとも簡単に突破している。

 「医者をだますのなんて簡単だ」

 秋田県警の取り調べに、こううそぶいているという。

 その武器は“欝病なりきり”マニュアルだった。

 厚生労働省が作成した欝病対策の「国民向けパンフレット」によると、欝病とは一般的に意欲の低下や不眠、倦怠(けんたい)感などを伴う病気で、自殺原因にもつながるという。10年前の同省の調査では、欝病を含む気分障害の総患者数は44万人で、年々増える傾向にあるとされる。

 佐野容疑者はこうした情報をインターネットや書籍で入手し、紙1枚にまとめていたのだ。

■医療現場のジレンマ

 「人込みに行きたくない」「眠れない」「動悸(どうき)が激しい」「だるい」…。

 県警が押収したマニュアルには鬱病の症状が列挙され、アクア社の“ニセ社員”が診察を受けに行く際には内容を覚え込ませた。ときには実技指導をし、総合病院より開業医に行くようにも指示。その結果、大半のケースで欝病と診断させることに成功したというのだ。

 「確かに、数人でチェックする総合病院に比べて一般的に開業医はチェックが甘い。最近は、同業者との競争激化で患者に迎合する傾向もみられる」

 北海道内の精神科医はこう話す。佐野容疑者は病院の実情をよく把握していたようだ。

 北陸地方の別の精神科医は、こんな打ち明け話をする。

 「鬱病はレントゲンなどで発見するようなことはできず、結局、患者側の言い分に頼るのがほとんど。病気の特徴としても、症状の初期と治る直前に自殺するケースが多いため、初診の際に『鬱病ではありません』と言い切ることはなかなかできない」

■「東京支店長」が直撃取材に…

 明確な線引きが難しい精神疾患につけ込んだ今回の事件。アクア社が短期間に荒稼ぎできたもう一つの理由は“共犯者”の多さだ。

 「いいもうけ話がある。一緒にやらないか?」

 佐野容疑者は札幌の歓楽街などで無職者らに声をかけ、およそ20人を採用した。その際の殺し文句は「月給115万円」。無職者だけでなく、サラリーマンにとっても夢のよう高給である。

 ただ、採用者の実際の取り分は20万円前後で、残りは佐野容疑者の懐に入っていた。佐野容疑者の口座にはほとんど残金はなく、遊興費などで使い切ったとみられている。

 “ニセ社員”の一人で、昨年8月に「東京支店長」となった男性(39)は事件発覚後の2月上旬、産経新聞の取材に応じた。男性は秋田県警に任意で事情聴取されたという。

 --佐野容疑者と出会った経緯は?

 「昨年8月ごろに、佐野社長のもとで働いていた自分の幼なじみから電話で、『おいしい話があるよ』と声をかけられ、今住んでいる渋谷のアパートを東京支店にしただけ」

 --具体的にどんな指示を受けたのか

 「自分はマニュアルはもらわなかったけど、医者に診断してもらう際には鬱病の症状を言うように指示された。『もし医者が診断書を書いてくれなかったら、おれが説得する』とも話していた」

 --病院はどうやって探したのか

 「自分で探すように言われたが、総合病院よりも開業医を選ぶよう指示された」

 --アクアは会社の実体があったのか

 「札幌本社の実体なんか全くないよ。東京支店にも商品なんか一つもない」

 --だまし取った金額は?

 「2カ月分で35万円くらいかな。最初は半信半疑だったけど、実際に手当金が入金されて驚いた」

 --佐野容疑者の人物像は?

 「1度あったことがあるけど、プロレスラーのようなごつい人だった。逮捕で行けなくなったけど、『2月にバンコクに行く』と話していた。何をするつもりか知らないけど」

 確かに、同社のHPには「タイ・バンコク支店近日オープン!」との文字が躍っていた。佐野容疑者は本当にバンコク支店を作るつもりだったのか。それとも国際規模で何かを企てていたのか-。

 共同捜査班は、佐野容疑者が過去にも国内の別会社を設立して手当金を詐取していた疑いもあるとみて、全容解明を急いでいる。

尽きる処、同じ様な手口で上手い事せしめている輩が居ると云う事です。表面化されていないだけでも相当数の処が有りそうです。いや、狡賢い一般人も含めれば、恐ろしい程の相当数に上り、巨額が支払われている計算となります。

障害年金の類や生活保護等を含めれば、更に巨額となります。正に詐病天国です。欝を装い、気狂いの真似事等々をすれば、一生悠々自適快適生活です。この手の輩の存在が、国家予算を喰い潰して居ると云っても過言無いでしょう。我々の血税が喰い物にされているのです。

強欲公僕等と同様に、我々に害なす寄生虫です。本当に困窮している方々にご迷惑な虫螻です。悪徳が大いに栄える国と雖も、本当に害なす糞虫は駆除しなければなりません。後が怖いからと云う理由で、後手後手に甘んじるは、国をも滅ぼしかねないのです。

コネで雁字搦みの社会ですから、是正するには容易ではありません。寧ろ出来ないと云うのが本音です。虱潰しでやっていく他ないのです。潰しても、次々と発生します。中立的人的資源が乏しい故に、如何様にも出来ない状態にあるのです。

集り行為は道徳無き獣がする所業です。時代が時代なら、淘汰されるべき種族です。次々と嗚呼云った塵虫が現れる現状は、日本が可笑しくなっている有り様を表わしています。国民性が後進国気質へと堕ちていく過程にあります。更に階級化社会への変貌過程です。
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